前回のあらすじ
根源的恐怖を冠する悪魔を前に、ヨルは即座に逃げ出したが…!?
122話について、気になった方は前回の記事を参照してもらえれば!もしくはジャンプ+で無料で読めますので是非読んでみてください!!
123話の概要
現れた首なしの異形は、死体の生首をもぎ取り自身の顔として装着する。
その瞬間、シェフのような姿に変化。料理を注文したであろう、地獄の皆様に対し「本日の調理を担当する私、落下の悪魔と申します」と自己紹介を始めます。
落下の悪魔の自己紹介を横目に、必死に逃走するヨル。強い武器を作るため、脳内のアサに語りかけます。
しかし、逃走も虚しく、落下の悪魔による「調理」が開始。前菜「ラ・根・ヴォンラ」という謎の攻撃が始まります。
「ラ・根・ヴォンラ」が発動すると同時に、アサの脳内に過去の出来事が蘇ります。
台風の悪魔に母親を殺害された直後のアサは、孤児院らしき場所で人に馴染めていない様子。唯一心を許しているのは、台風の悪魔から命を救った猫のみ。それを見かねた寮長から「猫を知人に引き取ってもらわないか」と提案を受ける。
最初は拒絶していたアサであったが、寮長から「アサの為でもあるが、猫の為でもある」とういう言葉を受け、愛猫「クラムボン」を寮長の知人に預ける決心をする。
クラムボンを預けてから数日後、相部屋の子から「アサちゃんの猫に似てる子が川で沈んでいた」という事実を聞いたアサは、寮長にクラムボンの所在を尋ねる。その瞬間、寮長は真顔になり、「アサちゃんだけ家族がいるのは間違ってない?」と言い放ちます。その一言は、クラムボンの死を決定づけるものであった。
上記のトラウマを引き起こされたアサは、絶叫と浮遊感と共に我に帰ります。
咄嗟に物に捕まり、落下を免れたアサであったが、自身と世界が上下反転している光景に唖然とする。
この上下反転現象はアサだけに起きている訳ではなく、民衆の中からも複数人が上空へ落ちていきます。落ちた先には、作中の地獄描写でよく見た「扉」があり、次々と扉に人が料理として飲み込まれていく。
このとんでもない現象は、落下の悪魔曰く「心が下へ落ちるほどに体は上へと落ちる仕組みになっております」との事。また、この攻撃は「過去に心へ傷を持つ者」を対象としている様子。
物に捕まり、落下から耐えているアサ。訳の分からない事態に完全に恐怖してしまい、人格が交代できない絶体絶命の危機に陥っていた。
落下の悪魔
前回登場した悪魔は「落下の悪魔」という事実が判明しましたね。筆者は「絶望の悪魔では?」と予想していましたが、今回も安定のハズレですね。
そして、この落下の悪魔。自己紹介の際「地獄の皆様よりリクエストを受けて参上しました」と、気になる発言をしています。根源的な恐怖を冠する悪魔が地獄で死ぬことも考えられない為、落下の悪魔は地獄と現世を自由に行き来できる力を持つ。と予想できます。
また、現在とこれから起こる騒動は、キガちゃん単独で仕組んだ事と思っていましたが、ノストラダムスの予言は、存在する悪魔全体による人類への攻撃を指しているのかもしれませんね。
落下の悪魔の攻撃
落下の悪魔は前菜として「ラ・根・ヴォンラ」なる精神(物理)攻撃を仕掛けてきました。
前菜というからには、コース料理を並べ立てるのが普通でしょうし、これからまだ「スープ」「魚料理」「口直し」「肉料理」「デザート」など盛りだくさんな攻撃が待っている可能性があります。既にアサは絶対絶命。何なら、前菜の時点でデンジ含め、ほとんどのデビルハンターが攻撃対象になっていそうで、どうすんだこれ感がすごいですね。
根源の恐怖を冠する悪魔
闇の悪魔に続き、登場した落下の悪魔。闇を「暗所」、落下を「高所」と捉えると、根源の恐怖とは「〇〇恐怖症」に合致する悪魔を指すものなのかもしれませんね。よって、今後出てくる悪魔は「先端恐怖症」や「閉所恐怖症」に関する名前がついているのではないでしょうか。
今後の展開予想
ひとまず、アサの人格のままではどうしようもないと思うので、何とかしてヨルの人格と入れ替わり、反撃のチャンスを待つ。といった展開になるのではないでしょうか。「心に傷を負った」デンジの増援も期待できそうもないですし、吉田の助太刀に期待するしかないか・・・!?
さて、次回更新は3月29日となります!!
隔週の悪魔が隔週でやって来よる・・・!!
それではまた次回!!