作品情報
作品名 | ゾミア |
作者 | 原作:浅村 壮兵 作画:石田 点 |
出版社 | 講談社コミックス |
掲載時期 | 2022年〜 |
掲載誌 | ヤングマガジン |
単行本 | 1巻〜 |
あらすじ
舞台は13世紀、モンゴルの侵攻に疲弊する金国の首都・中都大興府。
ヤンマガWEBより引用
元奴隷の少年であらゆる言語を覚えることができる語学の天才・ネルグイは、モンゴル軍が仕掛けた「史上初の空襲」によってすべてを失った。「自由が欲しければ戦え」親友バートルの言葉を胸に、ネルグイはモンゴル相手にリベンジを誓う。武器は「言葉」、相手は史上最強最大の帝国。元奴隷少年の、「知」で「血」を洗う歴史大河スペクタクル開幕――!
主な登場人物
ネルグイ
本作の主人公。
これまで出会ったすべての民族の言語を覚えている「語学の天才」。
両親からもらった名前を忘れてしまっており、そのことからモンゴル語で「名無し」を意味するネルグイを自ら名乗る。
奴隷商人の元で飼われていたところに奴隷となったバートルと出会う。
知力に長けておりあらゆる言語を覚えていることで意思疎通ができない民族間の通訳をすることができる。
バートル
もとは遊牧民であるが兵に襲われ両親を亡くし、妹と金国にたどり着くが直後に金国とモンゴルの戦いが始まり妹も無くし、そこで奴隷商人に捕まることでネイグルと出会う。
上記のことから金国人が嫌いになる。
怒りっぽい性格で力に長けており、やがてはモンゴルの将となりハーンを討ち王になることを野心する。
耶律楚材(やりつそざい)
金国の文官。
というのは表向きの顔でありわずか30ページ(第1話)にてその本性が暴かれる。
実力主義者でありネルグイとバートルを評価しており自分の下につくことを勧めてくる。
マイスール
自ら奴隷となったホラズム王国からきたという謎の少年。
商業使節団の一人でありたまたまモンゴル軍の侵攻と遭遇してしまったが奴隷商団がホラズム方面へ向かうということで上記のように捕まる。
その素性は嘘か真か、当代最強最大の強国であるホラズム王国の第一王子。
言動から真実であることが窺えるが第1巻の時点では不明。
イラッとした
この巻の概要
・奴隷のネルグイとバートルは奴隷商人を殺して逃げだし、金国にて国境となる壁を壊す仕事を見つける。
・その仕事が終わるや否や、モンゴル軍が攻めてきたことでバートルはモンゴル軍に連れ去られ、ネルグイは奴隷商人に捕まってしまう。
・価値の低い奴隷が処分されることを止めるため、ネルグイは奴隷たちに西夏語を目的地に着くまでに教え価値を高めるとして兵に取引を持ち掛ける。
・共通言語が出来たことで結託し脱走する者が出てしまい、その最中西夏軍と遭遇する。
・西夏軍と同行し西夏国の都市興慶にたどり着くがそこはモンゴル軍が攻めている最中であり城門は固く閉ざされている。ネルグイの策で自らをモンゴル兵と偽り彼らに近づき…
感想
史実を基にされている作品だけあって歴史の勉強してる気分にもなり、同時に無学であると頭の中が「???」ですね、意味が分かりません(笑)
侵攻中の兵たちが「フレーッ!! フレーッ!!」と言っているシーンがあり「なに応援団してんだ(笑)」と思って気になって調べてみたら、まさにその言葉の語源だったようです…
私だけではないと信じたいですが国名なのか人名なのか都市名なのかがわからず、何を言ってるのかわからなくないですか?(笑)
まさにこのレビューを書くにあたってそこに行き当たり調べながら書いているわけですよ!
「ハーンって誰や!」と思って(なんとなくは目星ついてましたよ?)調べたりもしてチンギス・ハン(カン)のことだとわかりました。が、正直初代モンゴル皇帝ということはうっすら思い出しただけでどんな偉業を為してきたのか等は調べるとキリが無さそうなのでスッっとブラウザバックしました。また、全て史実通りではないのでこれで勉強すると学生諸君は痛い目を見るかもしれません。導入くらいには思っていても大丈夫そうですね!
モンゴル軍に連れ去られたバートルが1巻の最後にモンゴル軍と一緒にいるシーンがあり、今後ネルグイと衝突するしていくことになりますが二人の今後はどうなっていくのか。
気になった私はヤンマガWEBにて先読みしてまいりましたが今回の語りはここまでとさせてもらいます!
興味を持った方はもちろん掲載誌やコミックスを購入するのもありですが、先に言いました「ヤンマガWEB」にて期間限定ではありますが続きが無料で読めたりしますのでそちらで追ってもいいかもしれませんね!
ではでは~( ゚д゚)ノシ サラバジャー