【ネタバレなし】リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩（クロニクル）@COMIC

作品情報

作品名	リタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩（クロニクル）@COMIC
原作	玉梨ネコ
ストーリー協力	伊藤高史
構成	梶田まさよし
キャラクター原案	高瀬コウ
漫画	いづみやおとは
巻数	全4巻

作品内容

世界でも五本の指に数えられる人形作家であったのも過去の話。その才能を妬む者たちの悪行により、今では人形を作るどころか、満足に右手を動かす事すら出来なくなってしまった「佐倉いろは」。

そんなある日、いろはは戦闘妖精（ドール）と呼ばれる人形を舞台にした仮想の世界――ＶＲＭＭＯＲＰＧの存在を知る。そこで自らの存在価値を取り戻したかと思われたいろはだったが、「サラ」との出会いを契機に、彼女を執拗につけ狙う「ズィーク」との間に確執が生じ勝算の無い決闘を行う事となってしまう。
為す術も無く窮地に立たされるいろは。その姿を目にしたいろはの戦闘妖精は少しずつ自我を目覚めさせていき……。
人形を作る事だけを目的としていた人形作家が初めて己の戦闘妖精と向かい合った時、“機巧童話”が紡がれる――！

コロナEXより

今どきよくある作品？

VRMMOとか主人公が超優秀とか最近の小説作品そういうのが多いのは僕の趣味が問題なだけですかね？ｗ

作品自体は原作小説で、コミカライズ作品の中でも綺麗な絵で可愛らしいキャラが多く読んでいて楽しいです！同人作家さんはその辺経験豊富なので安心して読めるという個人的感想。

先月発売された4巻で終わってしまったのは悲しい所ですが買い集めるなら全然余裕ですよ！

ただ読むだけならコロナEXに月額会員登録してしまえば全話読めますし書籍買うのに抵抗があるならそっちの方をオススメします！

現実の絶望からどう立ち直るのか

人形師の家系に生まれ16代目として期待されていた彼だが兄弟子によってその手を負傷させられたことで利き手である右手に重い後遺症が残り精密作業ができないと医師から宣告されてしまう。

そんな彼の絶望の様子を見た彼の妹が「友人が譲ってくれたVRマシンで人形を戦わせるゲームがあってーーー」と渡す。早速起動してみて仮想世界では現実では動かない右手が動くことに驚くいろは。

そこからナビゲーターが登場し、いろはの【Doll’ｓ Order】が始まります…！！

人形師としての矜持

このゲームではチュートリアルで「玩具人形」「陶磁器人形」「機巧人形」の3体から1体選ぶことになるのだが、「どれもいらない」と人形師としての彼の目に適うものではなかった。

そんな彼のとった選択は「一から自分で作りたい」というもの。

しかし、マニュアルモードでの製作は可能ではあるが成功例がないに等しいハイリスクなシステムであるとナビゲーターから告げられてしまう。

それでも自らの技量を信じ、デフォルト素材のみで作り上げられた人形のグレードは初期人形よりも２つ上の☆５。上限の☆８に及ばなかったことにどこか不満げな様子だがそれでも人形を作り上げられたことに確かな安堵と喜びを感じる。

最後に

人形が戦うというと
・ローゼン・メイデン
・機巧人形は傷つかない
・からくりサーカス
・クロックワーク・プラネット
が思い浮かびましたが、ローゼンはジュンくん戦いませんし、機巧人形は夜々が可愛いのは置いといて雷真も一緒に戦うスタイルだし、からくりサーカスは終盤にかけての勝の完成されっぷりがやばいし、クロックワークはナオトの聴覚とマリーの技術が合わさっての無双だけどなんで打ち切りなんや…だしですかねぇ。
そんな印象をもつ他作品と比べてみると、素材を戦闘中に獲得してマニュアルで強化していくというF1さながらのピットイン作業をしていくいろはの活躍は目新しさがあって面白いです！

ストーリーももちろんですがヒロインのサラがまたツンデレさんなのに世話焼きというとてもいいキャラしてるのでそこもまたポイント高いですね！

そんな感じで今回はリタイヤした人形師のMMO機巧叙事詩（クロニクル）@COMICをご紹介させていただきました～

( ﾟдﾟ)ﾉｼ　ｻﾗﾊﾞｼﾞｬｰ