作品情報
作品名 | 推しの子 |
原作 | 赤坂アカ |
作画 | 横槍メンゴ |
巻数 | 12巻(2023年7月現在) |
作品内容
この芸能界において嘘は武器だ
地方都市で、産婦人科医として働くゴロー。
芸能界とは無縁の日々。
一方、彼の“推し”のアイドル「B小町」のアイは、スターダムを上り始めていた。
そんな二人が“最悪”の出会いを果たし、運命が動き出す…!?“赤坂アカ×横槍メンゴ”の豪華タッグが新たな切り口で芸能界を描く衝撃作!!
ヤングジャンプHP より引用
どんな作品?
まめ。の大好きな転生ものの作品になりますが、異世界ではありません。
主人公の雨宮吾郎は入院患者の天童寺さりなの影響でアイドル【B小町】の不動のセンター星野アイを推す産婦人科医。
さりなは12歳と若くして亡くなってしまうが、生きていれば彼女と同い年であるアイとさりなが夢見た道を歩くその姿を見たいという思いでその後も推し続ける。
そんな彼の勤務先の病院に患者としてアイがやってくる。前述のとおり吾郎は産婦人科医。
つまりアイは妊婦として彼の前に現れる。そんな彼女の担当医として出産までをしっかりサポートすることを決意するが出産日当日にアイを付け狙うファンによって吾郎は殺されてしまう。
次に目が覚めたときには吾郎はアイの双子の息子、愛久愛海(アクアマリン)として生まれかわる。双子の娘の瑠美衣(ルビー)もどうやら転生者であり、アイの娘であることを堪能している様子。お互いの前世を知ることはないのだが、読者側からはルビーはさりなであることがわかる。
アイがスターダムを駆け上るのを応援しながら成長していく二人。アイが20歳を迎えついにドームでのライブ公演を控えた当日、自宅にやってきたファンによってナイフで刺し殺されてしまう。
出血で意識がもうろうとする中アクアを抱きしめ、扉越しに近くまで来ていたルビーの二人に対しアイは「愛してる この言葉は絶対嘘じゃない」と言い残す。
アクアとルビーはアイの事務所の社長夫人斉藤ミヤコの勧めでミヤコの養子となり、アクアは密かにアイを殺した犯人に情報提供をした人物が自分たちの父親であり芸能関係者であることを確信し、復讐することを決意する。
思ってたんと違う!
まず読み進めて思ったのはこれです。
【推しの子】というタイトルを見て初見の感想は「どうせ好きなアイドルとのあまあまな日常描いてある作品だろ?(゚Д゚)、ペッ!!」と思ってました。
かなりの熱量で【どんな作品?】を書かせてもらいましたが、ここから始まるアクアとルビーの復讐劇が本当にサスペンスしてて会う人会う人に【推しの子】勧めるようになってしまいました(笑)
最新刊(12巻)で【15年の嘘】の映画製作が始まりますが、1巻の時点で【15年の嘘】の文字がしっかり描かれてるんですよね…。
この辺さすが赤坂先生だなぁと思いました。
DNA鑑定によって自分の父親を捜し始めてやっと行き着いた先に安堵したアクアが事実に気づいたときに衝撃を受けましたし、本当にサスペンスなんですよね…。
転生ものじゃなければドラマ化されててもおかしくないストーリーなのでそれほどいい出来なんですがちょっと現実の方の事件とのかかわりがあるので難しそうですが…。
アニメ観ました?合わせて観ましょうね。
1話がなんと1時間半!
大体のアニメは1話約30分なんですがその3倍。
別タイトルのお話で申し訳ないですが、サンデーコミックスの【葬送のフリーレン】は初回2時間を金曜ロードショーで放送ということで話題になっていますが、【推しの子】のこの売り方がよかったから同じような作り方されてるんじゃないかと個人的には思っています。
どちらも本編に行くまでの導入がしっかりしてるからこそ導入で飽きられないように一気に見せてその後の2話に続けていくという手法なんだと思いますが、【推しの子】に関しては友人に勧める際に「まずアニメ1話みて!」とまめ。は伝えています。
導入部の1話さえ見てしまえばこれから始まるサスペンスが気になって仕方ないですもん!
アニメにはオープニング、エンディングが存在するわけですが、こちらも起用したアーティストがこれまたよかったですね…!
原作に沿った歌詞を書いてくれることで今大人気のYOASOBIさんの【アイドル】。
この歌詞の最後みなさんしっかり覚えてます?
Ah やっと言えた
YOASOBI アイドル より一部引用
これは絶対嘘じゃない 愛してる
これアイの最後の言葉なんですよ…!もうこれだけで涙出ます…!
エンディングの女王蜂さんの【メフィスト】も二人の子どもが母親を殺した相手への復讐心を歌ったものと解釈していますが、オープニングエンディングともに作品について歌ってるものは最近では結構珍しいのでそれだけでもこの【推しの子】への見方がわかりますよね!
最後に
久々に熱中した作品です!
ジャンプ+で無料で読めるのを一気見し、毎週更新されているのを楽しみに読んでいましたが、物語が違った方向へ進みそうになったタイミングで堪えきれずコミックスをまとめて買いそろえてしまうほどに大好きな作品です。
赤坂先生の【かぐや様は告らせたい】は読んだことがありますが、横槍先生の別作品は読んだことないので今度読んでみたいと思っています。
なんなら【推しの子】の小説版【45510】もまだ読んでないのでそちらも読みたいですね。
本当はもっと熱量多めに書きたかったんですが、長くなったら読む側も大変だろうなぁと今この時期に書かせてもらいました。
今後どんなストーリー展開を見せてくれるのか楽しみにしながらとりあえず秋に来るであろうアニメ2期を楽しみたいと思っています!
ではでは( ゚д゚)ノシ サラバジャー