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【映画レビュー】ONE PIECE FILM RED【軽いネタバレあり】

どんな映画?

日本だけでなく、世界的な大人気漫画「ONE PIECE」の劇場版。今作は、原作連載25周年記念作品として位置づけられています。

あらすじ

素性を隠したまま発信される歌声が「別次元」と評され、世界でもっとも愛される歌手ウタが、初めて公の前に姿を現すライブが開催されることになった。そのことに色めき立つ海賊たちと、目を光らせる海軍。ルフィ率いる麦わらの一味は、何も知らずに、ただ彼女の歌声を楽しみに会場にやってきた。世界中から集まったファンが会場を埋め尽くし、いよいよ待望の歌声が響き渡ろうとしている。しかし、ウタが「シャンクスの娘」であるという事実が明らかになったことから、事態は大きく動き出していく。

映画.COMより引用

推しポイント

シャンクスがガッツリ絡む

原作でもめったに登場しないシャンクス。当然今までの劇場版も今作みたいにガッツリ絡んでくる事が無かったので、もうそれだけで特別感のある映画でしたね。

麦わら海賊団と赤髪海賊団の船員同士の絡みは原作でもほぼ皆無だったので、初絡みが劇場版で良いのか・・・!!といった驚きも大きかったです。

登場キャラの多さ

ウタのライブに様々な思惑で参加している海賊や海軍たちが一同に会して大暴れします。

ローやバルトロメオといった、もはやイツメン(いつものメンツ)の連中から、ビックマム海賊団のオーブンやブリュレといった、「お前らが出てくるんかい!!」といったキャラも勢ぞろいです。

どのキャラクターにも見せ場や役割があり、どのキャラのファンも不満が少ないんじゃないでしょうか。

ファン歓喜なエンドロール

本編もさることながら、エンドロールも必見です。

なんと、ウソップの幼馴染のカヤや、ナミの姉ノジコ、ヨサクとジョニーといった懐かしすぎるキャラクター達の現在が描写されます。

あげくの果てにはガイモンさん(宝箱に嵌ったアフロさん)といった、ちょっとしたファンでも忘れてそうなキャラクターまで描写されています。

原作でもほとんど言及されていないキャラが多く、ファン必見のエンドロールとなっています。

少し気になった点

歌唱シーンの多さ

今回は、ウタの歌唱パートにAdoさんが起用されるという事が、公開前から話題になっていました。

宣伝文句に恥じぬ歌いっぷりで、しっかり楽曲を歌いあげます。

その反面、前劇場版のスタンピードのようなお祭りバトル映画を期待して見ると、肩透かしを喰らったと感じる人もいるかもしれませんね。

個人的には演出と歌唱力が本当にしっかりしていたのであまり気にはなりませんでした!

重すぎる展開と重すぎるラスボス件ヒロイン

この映画、※「奈須きのこ」や※「虚淵玄」の原作だったかな?ってくらい話が重い!!

話の根幹に関わる事なので多くは語りませんが、公開前に想像していたウタの人物像と、鑑賞後のウタは印象が540度くらい違うと思います。

キャラや読者の精神を追い詰める脚本を描きがちな方々

総評(評価 )

劇場版にして、本編に影響を及ぼしかねないレベルで踏み込んだ本作。ワンピースのファンなら観に行かない理由は無い名作でした!まだ観てない方は、是非お近くの劇場まで!

本当はまだまだ語りたい事がたくさんありますが、羊の世話があるのでそろそろ帰ります!

それではまた!!

ABOUT ME
アの9
所有する漫画は1000冊以上。 ファンタジーやバトル物も大好物だが 登場人物がロクでもない目に遭う作品が本棚に目立つようになる。 逆に恋愛、青春物といった爽やかな漫画が極端に少ない。どうしてこんな曲がった性格になったのか…

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