作品情報
作品名 | 百万畳ラビリンス |
作者 | たかみち |
出版社 | ヤングコミック |
単行本 | 上・下巻(2冊) |
作品内容
人と関わるのが苦手な礼香はゲーム会社でバグ探しのアルバイトをしていたが、ルームメイトの庸子と共に木造迷路に迷い込んでしまい! ? 脱出不能の不条理不可思議なパラレルワールドは、どこまで行っても出口はみつからず……読者をグイグイ引きつける至高のミステリーファンタジー、最後までノンストップで上下巻同時発売! !
Amazon.co.jpより
ひたすら探索!
タイトルにラビリンスとあるように二人が迷い込んだ世界は迷宮のように入り組んでおり、その広さは途方もない。少し先にある影が自分だったり世界がある区切りでループしていたり、同じものが存在していたかと思えば片方が壊れたらその片方も壊れたりと独自のルールが存在する。そんなゲームをデバッグするかのようにいろいろ試しながら探索するというのが本作になります。
表紙の人物が替わってる?
上巻にいる帽子を被っているのが礼香。その後ろに立っているのが庸子。
下巻の手前は礼香。後ろが庸子。
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庸子に何が!?と思いますよね。
探索しているうちに世界を操作できるコントローラーを手に入れる礼香と庸子。
そのコントローラで庸子の姿を変えた姿が下巻の表紙の人物になります。
なので巻によって一緒に行動する人物が変わるとかそういう物語ではなかったですね。
世界は異世界人に掌握されている?
探索しているうちに礼香と庸子がアルバイトをしている会社の人物多神と連絡がつく。
多神によると世界は実世界と裏世界、表世界があり、裏・表世界は異世界人の箱舟であり、異世界人(密漁者)に捕らわれている状態の人たちが表世界で生活しているという。表世界では自分たちの記憶から世界が創造されているのでそもそも捕らわれていることにも気づけないのだと。
最後に
自由人礼香に常識人庸子が振り回されながら世界のルールを掴み密猟者を搔い潜ってと脱出ゲームのようなお話でした。礼子の奔放な性格から捕らわれていることへの悲壮感がなくむしろ世界の穴をつきながら密猟者たちを追い詰めていくという逆転の展開になってからが一気に話が進んでいった印象でした。
上下巻の2冊だけなので興味が湧いた方はぜひ手に取ってみてもらいたいです!
正直な感想を言うとどこかで見たような話だなぁと思ったのは内緒にしておきますね!
価格:550円 |