作品情報
作品名 | 現実主義勇者の王国再建記 |
原作 | どぜう丸 |
キャラクター原案 | 冬ゆき |
漫画 | 上田悟司 |
巻数 | 既刊11巻(2023.12現在) |
あらすじ
「おお、勇者よ!」そんなお決まりのフレーズから異世界に召喚された相馬一也の冒険は――始まらなかった。富国強兵の献策が国王に気に入られてしまったソーマは、なんと王位を譲られてしまい――!? WEBで話題沸騰のかつてない革新的な内政ファンタジーが、ここに開幕!
コミックガルド より引用
どんな作品?
エルフリーデン王国に伝わるとされる勇者召喚によって呼び出された主人公相馬一也(ソーマ・カズヤ)。
召喚された理由を王に尋ねると世界に魔王が出現し、戦争支援要請を要求してきたグラン・ケイオス帝国へ支払う金銭が用意できず折衷案として勇者を召喚して寄越せというものだった。
しかし召喚されたカズヤは自身が帝国へ売り飛ばされることを回避すべく様々な策を提案することで王と宰相はいたくカズヤを気に入り、王にいたってはその王位をカズヤに委譲させるほどであった。
当然急に王位を譲られ困惑するカズヤ。さらにエルフリーデン国の姫であるリーシアを婚約者として王から決めつけられる始末。
癒着や暗躍をする貴族連中からは猛反発を食らいながらも善政を敷こうとするカズヤの王政がとても魅力的な作品です。
勇者なのに前線にはいかない!
戦いませんからね、彼。
というのも勇者召喚物あるあるの特殊能力、彼にもあります。
ですが闇属性に属する【生きた騒霊たち(リビング・ポルターガイスツ)】は物に自分の意識をコピーして移して操る能力。物には当然人形が含まれたりもしますが結局人形操るだけなのでそこまで強いわけじゃないんです。
となれば内政チートの出番です。

異世界転生ものあるあるの博学、彼の場合はマキャベリの君主論を基にしたあくまで現実に即した案でもって国内を充実させていきます。エルフリーデン王国が帝国に支払えなかった戦争支援要請の金銭も彼自身によって捻出され、早々に無事自分の身を守ります。
その後もまずはやせ細ってしまった国を再生させるためにも次々と断捨離していき、逆に拾えるものは拾って国をどんどん充実させていきます。
英雄は色を好む?
さすがに100人の彼女を作ろうとする某作には到底及びませんが、モテモテハーレムな面もあります。
王様だったら世継ぎとかの問題もあるから仕方ないよねという理由が作中でも語られますが、そりゃ前国王と王妃、王女以外の王族がみんないなくなってたら宰相なんかは気が気じゃないだろうなぁと変に納得させられてしまいました。
本作のヒロインとしては
姫のリーシア、護衛のダークエルフのアイーシャ、歌姫のジュナが早くから登場しますが漫画最新話時点で4人の花嫁の存在が確認されているのであと一人二人増えそうだなぁと思ってます。

最後に
そういえばアニメやってたんじゃなかったっけ?と思って調べたら一年前に放送してたんですよね。
絵を見て「これじゃない」と思ってしまったので観てないんですが…。
製作会社自体は好きなんですよ?J.C.STAFFさんでしたし、キャラデザも大塚さんでしたし。
灼眼のシャナが好きな自分としては「ふぉぉぉぉぉ(゚Д゚)」となりそうなんですけど、どうも漫画の絵と違いすぎて見れそうにないのでとても残念です。
キャラクター原案の冬ゆきさんはFateの絵も描いてらっしゃるので現実主義勇者の小説版の絵を見たら「ん?セイバー…?」と思って見てしまいました。
SNSの普及で絵師さんたちのいろんな作品の絵が見れるようになったので、「この作品の絵師さんがあの作品のキャラ描いてる!」なんてのを見つけると妙にテンション上がりますよね。
個人的に「ノーゲーム、ノーライフ」の作者の榎宮先生が原神の七七を描いて載せていたのにはテンション爆上がりでした。
めちゃくちゃ作品に関係ない話でひとり盛り上がっちゃいそうなので
そんな感じで今回はこの辺で!
それでは~( ゚д゚)ノシ サラバジャー
![]() | 価格:748円 |

↓余談
七七#原神 pic.twitter.com/kXRfKuo5tx
— 榎宮祐♟️ノゲノラ (@yuukamiya68) December 18, 2023

