DBとピッコロ愛に満ちた名作でした！！
往年のファンからドラゴンボール超シリーズから見始めた今の子供まで、万人が楽しめる！お勧めできる名作です。
あと、スタッフに熱狂的なピッコロ好きがいるのか、ピッコロが悪役から主人公、ヒロイン、生き延びた敵の精神のケアまでこなしてて笑ってしまいましたwww
2、3分で分かるあらすじ
・レッドリボン軍が、ドクターゲロの孫、ドクターヘドに依頼し「ガンマ1号」と「ガンマ2号」を作成する。
・ガンマ1号、2号は悟空やベジータに匹敵するほど強さだが、悟空とベジータは不在。
・悟飯に戦闘力を取り戻させる為、ピッコロは愛娘のパンをレッドリボン軍に誘拐させる。
・娘を誘拐された悟飯は激怒し、アルティメット悟飯に変身。ガンマ1号と激闘を繰り広げる。
・一方、ガンマ2号と戦闘が始まったピッコロ。神龍に潜在能力を上げてもらっていたピッコロは敗北の寸前に進化を遂げる。体は一回り巨大化し、体表はオレンジ色に変化していた（通称：オレンジピッコロ）
・オレンジピッコロは、一撃でガンマ2号をKO。動揺したレッドリボン軍は、開発途中であったセルの改良版、セルマックスを解放する。
・セルマックスはオレンジピッコロを凌ぐ強さで、ピッコロはあえなく倒されてしまう。
・倒されたピッコロを見た悟飯はブチ切れ。目が赤くなり、髪も銀髪に変化。纏っているオーラも銀色のオーラとなる。（通称：孫悟飯ビースト）
・悟飯は、師匠であるピッコロの技、魔貫光殺砲でセルマックスを完全破壊する。
推しポイント
全編CGで制作したとの事だが・・・
今作は全編CGで制作されています。情報だけ聞いて、違和感バリバリになってないかな？大丈夫かな？などと勝手に心配していましたが、見事に杞憂でしたね。違和感が全く仕事していません。むしろ迫力満点となっており、映像技術の進歩にも感動しました。
ファンならニヤリ・・・な描写が多い！
今作は、新規でも楽しめるようになっていますが、往年のファンがニヤリとするポイントが随所に散りばめられていました。監督のドラゴンボールへの愛やリスペクトが感じられて、すこぶる大満足です。DVDが出たら、見直してニヤリポイント探しは不可避ですわ。
ひとつひとつコメントしていると長くなるので、箇条書きで上げますと
・ドクターゲロの家系図にひっそり載っている人造人間16号と21号。
・魚、鳥、車など、単行本の表紙等で見た小物が至る所で使われている。
・パンの走り方がアラレちゃん走り。
・幼少期の悟空がレッドリボン軍を壊滅するシーンのダイジェスト。おそらく新規絵。
・悟飯がキレた瞬間の、バックに赤い線が走る描写。セル戦のオマージュですね！
・上記だけでなく、ラディッツ戦やブゥ編など、過去の描写のオマージュが満載！！
・舐めプしがちな悟飯を諌めるピッコロさん。
・決め技がかめはめ波ではなく魔貫光殺砲
過去の描写のオマージュについては、まだまだたくさん仕込まれています！是非探してみてください。
悟飯とピッコロの師弟関係が尊い
上記のニヤニヤポイントに挙げてますが、悟飯とピッコロの描写は、特にニヤニヤが止まりませんでしたね。
悟飯はピッコロに関する事でキレた事が原作で２回（ナッパ、フリーザ第３形態）ありますが、相手を倒すほどのパワーアップをしていませんでした。超強化を遂げたセル戦も人造人間１６号の死がキッカケです。
個人的に、悟飯が激昂し強化するならピッコロのピンチや死であろうと思っていたので、この展開はよだれ垂らすくらい嬉しかったです。
また、セル戦やブゥ戦でも分かるように、悟飯はパワーアップ後に舐めプで被害を拡大させる傾向にあります。そんな悟飯の悪癖を理解しているピッコロは「倒せる内にはやく倒せや！」とばかりにセルマックスを拘束し、勝利に貢献します。本当にこの緑、弟子への理解度がハンパない。トドメの一撃が、ひっそり特訓していた魔貫光殺砲なのもエモさしかないですね。しばらくゲーム等で悟飯の最強技が魔貫光殺砲になると思うと胸が熱くなります。
あと、左手を右腕に添える魔貫光殺砲がカッコよすぎである。
個人的に惜しかった点
未完成のセルマックス
やはりセルは完全体になって欲しかったなぁ。とういう印象は強かったですね。個人的には、ピンチに陥ったセルマックスがガンマ１号、２号を吸収して完全体へ！！という展開を予想していましたが、魔貫光殺砲でそのまま倒せるとは・・・。ただ、悟飯が調子に乗って悟空を死なせてしまった時はセル第２形態だったので、そこのリベンジと思えば、無きにしもあらずって感じです。
フュージョンの失敗
セルマックスとの戦闘には、悟天とトランクスも参戦します。圧倒的な強さのセルを相手に、フュージョンで挑みますが、まさかのフュージョン失敗。俗にいうトランテン状態での戦闘になります。コミカルな戦闘方法で観ていて面白いですが、やっぱり大人ゴテンクスは見たかったなぁ・・・！
ただ、今作の主人公は悟飯とピッコロなのでゴテンクスが目立ってもダメですし、仕方ない部分ですね！！今後の劇場版やテレビシリーズで活躍してくれる事を祈っております！
総評（評価 )
前作の劇場版ブロリーはバトルに全ての力を入れた作品で大興奮不可避な作品でしたが、今作はギャグとシリアスのバランスが絶妙でした。ラディッツ襲来以前のドラゴンボール（通称無印）感がありましたね。
上記の通り、個人的に惜しかったと思う点はありましたが、興奮と笑いに満ちた1時間30分でした！！
観て損はしない名作です。アクションの迫力を味わう為にも、是非劇場に足を運んで観てください！
