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【映画レビュー】THE FIRST SLAM DUNK【ネタバレあり】

SLAM DUNKって?

週刊少年ジャンプ(集英社)1990年42号から1996年27号まで連載された、井上雄彦による超人気少年漫画です。高校バスケを題材に選手たちの人間的成長を描き、国内におけるシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上、正直20歳以上の人で知らない人の方が少ないレベルの名作です!

あらすじ

いつも余裕をかましながら 頭脳的なプレーと電光石火のスピードで相手を翻弄する 湘北の切り込み隊長、ポイントガード・宮城リョータ。 沖縄で生まれ育ったリョータには3つ上の兄がいた。 幼い頃から地元で有名な選手だった兄の背中を追うように リョータもバスケにのめりこむ。 高校2年生になったリョータは、 湘北高校バスケ部で、桜木、流川、赤木、三井たちとインターハイに出場。 今まさに王者、山王工業に挑もうとしていた。

 THE FIRST SLAM DUNK 公式HPより引用

推しポイント

線画からアニメーションへ

本編が始まって、湘北メンバーが線画からアニメーションに変化していきます。漫画で見慣れたスラムダンクのキャラクターが劇場に入っていく!と、そんな錯覚させられるような素晴らしい演出でした!!

CGは一部除き違和感無し

フルCG作品という事で、公開前から物議を醸していた本作ですが、基本的に違和感無く鑑賞する事ができました。何度か、キャラクターの表情が固まっているように感じましたが、試合の大迫力を考えれば全くもって問題ありませんでした!

試合はいきなり山王戦

映画が始まるやいなや、湘北VS山王の試合が始まります。原作では描写された最後の試合です。試合の大筋は原作通りとなっています。

だがしかし、展開は分かっていてもなお手に汗握る迫力の2時間でした。CGの良さは先述した通りですが、音楽や演出等も素晴らしいものでしたよ!

改変点

原作のある作品を映画化するに当たって、上映時間や予算等の都合でカットや改変されるシーンがあります。今作も例に漏れずカット等はありますが、カットする事でさらに作品を見やすくする事に成功しています。

例えば、魚住の桂剥きシーンや、来賓席に押し寄せる仲間たち など、描写的に「あかんやろ」と突っ込みが入るシーンがカットされ、より現実的で見やすい作品に仕上がっていましたね!

気になったところ

キャラクターの声

過去に放送されていたアニメ版から、キャラクターの声優が変更されています。声優さんは全員熱演されており、大きな不満はありませんでした。しかし、主人公である桜木花道の声が、想像の5倍くらい渋くて、慣れるのに時間がかかりました。

初めてスラムダンクを見る人には・・・

いきなり山王戦から始まっているので、キャラクターの性格や、これまでの経緯等がほとんど説明されません。なので。本作で初めてスラムダンクにふれた人には訳がわからない描写が多いと思います。ただ、最低限キャラの性格や関係性は垣間見える描写があったのも良き。

総評(評価 )

今作は、原作通りの山王戦に加えて、宮城リョータの過去話が試合と交互に描写されています。スラムダンクファンなら大歓喜物の新要素ですので、それだけでももう価値がありますね!

公開前のCGへの不安や、声優変更騒動やら、良い意味でも悪い意味でも注目されていた本作ですが、最高の仕上がりで悪い印象を吹き飛ばしましたね!!まだ公開している所もあるでしょうし、気になっている方は是非劇場に足を運んでください!

ABOUT ME
アの9
所有する漫画は1000冊以上。 ファンタジーやバトル物も大好物だが 登場人物がロクでもない目に遭う作品が本棚に目立つようになる。 逆に恋愛、青春物といった爽やかな漫画が極端に少ない。どうしてこんな曲がった性格になったのか…

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