漫画

ビターエンドロール

作品情報

作品名ビターエンドロール
竜巳病院 医療ソーシャルワーカーの記録
漫画佐倉旬
掲載誌アフタヌーン
単行本2巻~(2022年8月現在)

あらすじ

病気が傷つけるのは「肉体」だけじゃない。だから「医療ソーシャルワーカー」が必要だ。
社会福祉×医療――時代を切り取る新医療ドラマ開幕!
主人公・犬飼は新人「医療ソーシャルワーカー」(通称MSW)。MSWは、医師や看護師とは異なる社会福祉の観点から患者を助ける仕事。
病気やケガを負うと、様々な問題(お金、仕事、家族…)が浮き彫りになる。患者のために自分は、病院は、社会は、何ができるのか。一緒に答えを探していこう。

アフタヌーンより引用

現代にはかかせないSW(ソーシャルワーカー)

本作で取り上げられている医療ソーシャルワーカー(Medical Social Worker)
この職業に就くには社会福祉士精神保健福祉士という国家資格が必要になります。

2022年の社会福祉士の国家試験合格率は31.1%、精神保健福祉士は65.6%。
決して低くはない合格率ですが、2022年は社会福祉士の合格基準点が例年よりも高くなっていたためそのことで話題にもなっていました。受験者からすればたまったものじゃないですが、いざその職の方に相談をするとなれば当然専門性の高い知識を有した方に相談したいですよね。

社会福祉士の代表的な就職先には
・高齢者施設
・児童相談所、児童福祉施設
・障がい者支援施設
・社会福祉協議会、地域包括支援センター
・学校、学童
・医療機関 など

精神保健福祉士の代表的な就職先には
・精神科病院
・総合病院の精神科
・自治体、保健所、精神保健福祉センター
 福祉事務所 など

本作ではその中のひとつ、医療機関(病院)に従事する主人公の業務に焦点があてられた作品です。

エンドロール後も続く人生

「病気になったからって”ハイ それでおしまい”じゃないんです 
エンドロールの後も人生(物語)はずっと続いていくんです」

映画だと手術が成功してハッピーエンドや難病の為そのまま亡くなってしまうのが物語の終わりによくありますよね。
しかし実際にはそうはいきません。手術に成功してもその後のリハビリもありますし、亡くなってしまった際には遺族の悲しみやその後の対応も計り知れません。
このセリフを私はそう読み取りました。

医療・福祉が抱える問題

第2巻の内容になりますがヤングケアラーが昨今話題になっています。
一昔前には老々介護なんて言葉もよく目にしたかと思いますが、これらはいまだに解決されていない問題です。
共働き世帯やシングルファザー・マザーが増えてきた現代において子どもがきょうだいや祖父母の世話をしており、それ自体は何の問題もありません。問題なのは現代の封鎖された家庭事情です。
ご近所付き合いが減った現代においてそんな家庭事情を誰が把握しているでしょう?打ち明ける相手もなかなかいなければどんどん疲弊していきやがては悲しいニュースとなって世間を賑わすことになるかもしれません。

最後に

私の住んでいる街でもヤングケアラーについての講習があるのを公報で見かけましたが、残念ながら平日開催で参加が難しく残念に思った今日この頃です…。

前述のとおり、いろいろな社会情勢によって生じる問題もこの作品から知ることができるので少しでも医療現場や福祉に興味がある方は手に取っていただければと思います。

どうしてもこういう題材の作品になるとお堅い投稿になってしまいますね(笑)
たまにはこういったものを紹介してその業界について理解を示してくれる人がいれば業界への一助になるのではないかと期待を込めておきます!

それでは次回の更新でお会いしましょうー!( ゚д゚)ノシ

 

 

ビターエンドロール(1) (アフタヌーンKC) [ 佐倉 旬 ]

価格:748円
(2022/7/27 21:29時点)

ABOUT ME
まめ。
これまで読んだ なろう小説は100作品以上!! 学生時代にはライトノベルを多く読んでいました! 漫画ジャンルはラブコメ・スポーツも幅広く読みます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です