作品情報
作品名 | さよなら絵梨 |
作者 | 藤本タツキ |
掲載誌 | ジャンプ+ |
単行本 | 1巻 |
私が死ぬまでを撮ってほしい──病の母の願いで始まった優太の映画制作。母の死後、自殺しようとした優太は謎の美少女・絵梨と出会う。2人は共同で映画を作り始めるが、絵梨はある秘密を抱えていた…。現実と創作が交錯しエクスプローションする、映画に懸けた青春物語!!
集英社より
病の母を記録に残す
作品情報の通り「映画制作」が本作のテーマ
物語は母親からスマホを買い与えられるところから始まり
母の「優太に動画で撮ってほしい」というお願いを聞き入れ
その日から母親を中心とした私生活を撮影し始める。
その様子を編集し文化祭で映画として上映するが
その結末に周囲からバカにされる
病院の屋上から飛び降りようする直前に声を掛けられ
その声の主、絵梨に連れられ廃墟にて絵梨が持ち込んだという映写機で
放課後に映画を観続ける日々が続く…
絵梨の願い
文化祭で上映された優太の映画で泣いたのは自分一人だったと嘆く絵梨
1年後の文化祭で再び優太制作の映画を上映することで今度こそ全員ブチ泣かせたい
そんな想いを聞き再び映画制作することを決める優太
父にも協力してもらいながら順調に撮りためていくが絵梨の秘密が優太を戸惑わせる
藤本先生版「セカチュー?」
最初に思った感想がこれ
2001年に刊行された「世界の中心で、愛をさけぶ」を彷彿させる内容でしたが
ファンタジーをひとつまみ入るのが藤本先生らしさがありますね
作品内容にある「現実と創作が交錯しエクスプローションする」という一文
芸術は爆発だ!という名言(迷言?)があるように
しっかり爆発してました
チェンソーマンかな?と思うくらい爆発してました
なんで爆発させたのかな?
感想
考察したいわけではないので
すべて書いてしまう無粋なことはしません
まず読んでみてください
結末はさておき物語自体はルックバックよりも好きです!
故人の悲願を叶えるものってやっぱり好きなんですよねぇ…
それでいうとルックバックも同じですが、救えなさが残るルックバックよりも救いのあるさよなら絵梨の方が個人的には好きです
チェンソーマン2も始まったばかりでノリにノッている藤本先生の作品には今後も楽しみですね!